詩人:あいる | [投票][編集] |
削りたての夏季氷みたく
ふわふわ煌めいてて
レースのカーテンは
まとめないで風に泳がせて
光は零れるくらいがいい
だからたまに
君に言いたくなるんだよ
ありがと
時代が進んでも
手先が発達しても
手紙は未来に送れない
机は過去に繋がらない
空飛ぶ車はどれだけ
黒い排気ガスをだすんだろ
達成する方向を
見失ないたくないな
劇的な変化は
まだ訪れてない
猫は早くも
コタツで丸くなってる
君とボクは
手なんか繋いだりして
散歩なんてしてみる
辛いことが
幸せになるための
唯一の方法だと思ってたよ
達成する方向を
見失ないたくないな
たまには
フリダシに戻ろうか
君とボクが一緒にいる
理由なんて
実はもっと単純だった
結局恥ずかしくて
二人じゃ使えない
長いマフラーみたく
ふわふわ煌めいてて
星空のした二人で回って
全部の星を
流れ星にするんだ
こんな日があったって
いいと思うんだ
願いはもうとっくに
叶ってるんだ
目がまわって
よろけたボクへ
差し伸べられた手に
ありがと
フリダシに進もう
手は繋いだままだよ
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吸い込む息の一口でさえ
あの娘を愛せといっている
また明日って
触れるようにキス
君の頬が夕焼ける
余韻に浸る
さよならの寂しさより
二人でいた嬉しさが
ただれた心を
埋め尽くすんだ
必要とされない
ハズレくじ
ノージンクス
三ッ葉のクローバー
あの日も
無駄に咲き誇ってた
君は葉の数なんか
目もくれず
別に摘んでくれる
わけでもなく指をさし
ボクに囁く
この幸せを
あなたにあげる
あなたがあなたで
いられるように
勘違いなんかじゃないね
吸い込む息の一口でさえ
この娘を愛せといっている
吐き出した息が音になり
風にのり三ッ葉を揺らす
君の耳に届きボクら二人
夕焼けるのさ
これからもって
触れるようにキス
流れる四季の景色でさえ
あの娘を愛せといっている
あの娘を愛すと返事する
あの日の
三ッ葉が咲き誇る
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ハロー盲目のシナプス
擦り切れるまで
イメージしちまおう
沸騰する頭が膨張して
無謀な夢しかみられない
無敵状態
いい感じ
好きなだけ
暴走させてやればいい
もったいないなんて
ことない
気だるい日常
戻らない時を
歌詞はその場で浮かべろ
Loud & Peace
君をイメージしちまおう
貪欲に君を求めちまおう
ばら撒いた
幸せや可能性たち
この両手じゃ拾える数に
限りがあった
結局なに一つ
拾いはしなかったよ
空っぽの両手には
微かな自由が残った
そいつで
どれだけ楽しめるんだい
地球上は
束縛のジャングル
ボクは真っすぐにしか
歩く気はないから
すぐに絡まるけど
苦痛ですら
ボクを加速させる
比べっこすんのは
いつだって過去の自分
ただ交互に
足を踏み出すだけさ
微かな自由を望んで。
ハロー。
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本能に乾杯
君でいっぱいのカクテル
飾らないでエンドロール
お別れは
グラスのそれを
ぶっ架けて
愛してぬと一言
お茶目な君の尻尾を
流れる歩調を
プロローグから
突如エピローグ
誰にも
君だけは見せてやらない
傷をつけあっては
撫であう関係
ボクの右隣に差す
日傘の内側を覗けば
誰も居なかった
公衆電話からボクの携帯に
電話をかけてみる
ボクはでなかった
こんな
気分の日の過ごし方を
ボクは知らない
学校で習わなかったからさ
一人で茶化して
ニヒルに微笑む
鬱陶しいをぶっとばしたい
いつ汲んだのか覚えてない
この水を
明日を開くパスワードを
歩く度に確認してみよう
これが右足
これが左足
視線上げて空
下げて君
君からの重力にひかれ
拒む理由も見当たらず
唇と唇の衝突
君でいっぱいになるボク
本能衝突
クラッシュラヴ
鬱陶しいを
ぶっとばしたいんだ
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君の指先
血管を辿って辿ったら
心臓についたよ
また指先に戻ってきたら
ボクは君に触れてたことに気がついて
愛ってなんだ
何世紀ときをまたいでも
辞書にはうそっぱちばかり
ねぇ広がる空気さん
ボクの言葉はどう届く?
鈍感なわからず屋世の中にこの鈴虫の音を
秋の中で君を待ってる
何が待ってるの。
答えまで言わずに
蝉は鳴き止んで
満足そうに
アスファルトに転がった
雨が降って月が水浴び
こうして始まる秋が一滴
雨雲なしに
降りてくる新鮮な粒たちが
街を輝かせる
さぁココロ模様替えだ
変化の波には逆らえない
今のボクら
季節をまたいでも
君とボクを繋ぐ
愛言葉はまだ見あたらない
重たい頭を垂れる稲穂
風に揺られてボクに囁く
秋の中で君を待ってる。
まだ見つからなくていいや
君に触れていたことを
忘れていて
眼が合って照れ笑い
しなやかな風で何度も
頷いてくれているような
稲穂にボクもつられて
会釈を一つ
拝啓
繋がっている
君とボクの指先から
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何気ない夕焼けに
君が秋を唄ったから
今この呼吸から
景色は秋色なの
バイバイまたねの
夕焼けチャイム
今、すべてが
眩しくて
花は知らないうちに
咲くもんさ。
水は知らないうちに
そそがれていたんだよ。
すべてが眩しくて。
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青より青い青
地球
一人ぼっちでも揺るがない
気がふれないような情愛で
優しく逆光を受ける
好きなだけ焦がせよ
悪夢をみてる最中
これは夢だって
わかったから
一生分の悪夢を
その夜だけに
詰め込んじゃくれませんか
残ったささやかな幸せも
拾わないから
どーせ生きていければ
なんだかんだで
納得しちゃうんだ
すべて思い出は
過去にならない
死に際
現在進行形
幸せでした
薬みたいに
幸せや人の温もりにも
慣れていっちゃうんなら
こんなにボクの体
うまくできてなくていいよ
走らせる車のライトに
飛び込んでくる虫たち
車を降りる頃には
地獄絵図の様だよ
ボクは死刑囚に
なるはずなのにごめんよ
この世界は
命は等しくないらしいんだ
あぁごめん
今悲しい顔をしていたね
でもじきに
ボクもそうなるよ
機械に使わされている
人間たちの近い未来だ
もう大分まえからさ
アクセルかブレーキかも
わかってないんだ
踏み続けているんだ
此処までくればこの病気も末期だね
踏み続けていれば
堕落した体を運んでくれる
と信じこんでしまったんだ
I'm sick
末期だね
ギアはバックに
入っていたのにさ
ほら、
星たちが逆に流れている
新しい発見なんて
もう地球にないんだ
人が生まれた時点で
これ以上の奇跡はないんだ
いただきますやアーメンを
繰り返して廻る地球
鉄の雨を降らせて
血の池を造っても
人は変わらず
何も救えず
それぞれが
それぞれを祈り
それぞれが
それぞれを憎む
難しく考えてんだな
地球はただ
回ってるだけだってのにさ
なりたいように
成って見せろよ
ただ
回ってるだけだってのによ
人間を
一人から二人にした瞬間に
一人ぼっちの地球には
ないものが溢れたのにさ
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曇って字に変換して文字を写したけど
小さな迷路に見えたよ
日の下に雲って書くんだね
よかった
あそこを突き抜ければ
光は在るんだね
見えてないだけなんだ
そう
見えていないだけなんだ
人工的で無機質な明かりは
安心と慢心を生むんだ
人の気持ちに
絶対はないのにさ
ボクはパーになって
グーの君を優しく
包むはずだったのに
君はしっかり
未来を見据えていて
ボクを突き抜けて
転がり続けた
穴の空いたボクは
ただの紙切れ
転がり続けたよ
自分の小ささを知った
弱いのはどっちだった
包まれていたのは
ボクだった
きっとチョキに変身しても
弱い者たちを
切り裂くんだろう
最後には
自分も傷つけるんだろう
一人ぼっちに
気づきたくなくて
宇宙から見えた地球は
汚かったよ
君をなくしてしまって
一日はとても長いんだ
時計を眺めると
時間はしっかり進んでいる
使わなくなった
ペアの枕に
愛がいたんだ
そう
愛がいたんだよ
眼から零れるのは思い出と君への想いか
どうりで枯れないわけだ
人工的で無機質な明かりは
安心と慢心を生むんだ
でも
もうまっぴらだ
余計なモノまで見えちまう
夜でも明るい街
眠らない街
もうたくさんだ
ボクは眠りたいんだ
曇って字がボクに見えたよ
愛って字が君に見えたよ
紙切れのボクは燃えて
風になって空を舞うよ
君に追いついて
追い風を吹かせるんだ
君はもう
ボクには気がつけない
前だけ見据えてる
気持ちもやっと
追いついたから
ようやく君を包めるよ
君はボクには気づかない
いつまでも側にいたいのに
ボクは風
転がり続けるのさ
この曇り空を吹き飛ばそう
光は在るんだね
見えてないだけなんだ
見えていないだけなんだ
愛がいたんだ
愛がいたんだ
君は前だけを見据えてる
眼から零れているのは
どっちだった
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君の髪飾りは大人びていて
もったいぶって湿気た
花火等
気持ち伝えずに湿気た
花びら
ボクの血を吸いすぎて
腹黒くなった蚊
将来の夢は本当に本当に
なんでもよかったんだ
夢をシーディーケイスには
収めず裸で放置で傷だらけ
いつまでもその場で足踏み
音飛びも行ったり来たり
切れたギターの弦と
ボクの人指し指
切れた頭の弦と
雲の切れ間
淋しがり屋の人見知り
異常人が凡人
あぁ、非凡人だっけか
どっちでもいいや
矛盾が常識
もう見てられない
何にも属さない
普通なんか
誰にもわからないんだ
始めから嘘にまみれた
眼をつむろう
太り過ぎた猫が
手を貸してやるよと
やる気なくアクビ
右
左
テンポとる尻尾
もっと人間は世渡り
あんよが上手だったろ?
残っていない
足跡を探しに砂浜へ海原へ
君の髪飾りに似た貝殻を
拾わずに通り過ぎた
大人びた髪飾りを
色褪せぬ非常識を
大人になれないボクらを
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誰の前に出て
感動を与えるとかじゃ
まったくなくてさ
ただ自分の部屋でね
自分にむかってね
君とボクを歌するんだ
幸せって
こーゆうことなんだなって
吸い込む前は空気って
呼ばれていたもの達が
吐き出すときには
愛に変わっているなんて
ほら、
いま、
君がアハハッて笑って
吐き出した空気も
愛ってゆうものだと
想ってるよ
ボクの中ではさ
愛よりすごいものだから
いずれ
違う名前で生みだす予定
そんなとき君はやっぱり
アハハッて笑って
くれるんだろう?
少しだけ
未来が予知できるんだよ
ボクが吐いた乱暴な言葉を
君はあきれるくらい
優しく
優しく包むんだろう?
君は居てくれるだけで
それだけで
ボクに
感動を与えてくれてる
これもいずれ違う名前で
生まれ変わる予定
大きくなったらさ
そうゆうものを増やしてね
二人にしか通じない
言葉で話したいんだ
失くすものより
生まれるモノのほうが
多いってきづいたよ
ほら、
いま、