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あいるの部屋  〜 新着順表示 〜


[96] 君の日
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君が消えた頃につけた
風鈴がまだ揺れてる


枯れた花束を包む
とても綺麗なビニール
命の無いものだけは
色を保ったままなんだね


たくさんの涙の下で
上を見上げてた。

君の涙が
ボクの眼に落ちた

ボクら
ひとつになれなかったけど


涙はまざった。まざった。


風にあおられ
風鈴が落ちて割れた


ひとつに戻れない風鈴は
綺麗な音色は
奏でられなくなった


晴れの日
風の日は

君の日


綺麗な長い髪がなびくのを見てるのが大好きだった





何が綺麗で
何が綺麗じゃないんだろう



ボクは君が大好きだった。


2006/05/20 (Sat)

[94] ほどけた二人
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そんなに幾つも救えないよ


ボクにだって
ゆずれないモノ
くらいあるのさ





何もかもなくしても
君をてにいれるよ


何も持ってなくても
君に伝えるよ



目隠しして
鼻をつまんだって無駄さ
足が勝手に歩きだす
ボクは生きたがっている。



もういいんだ、
退屈なフリは。




ボクが
キスばかりしていたから
君は唄えなかったんだね



幸福に浸かって
平凡にすがって
単調に唄っては


君とボク交わって
時間軸は歪まなくて
世界は広がり続けてて
二人ぼっちになりたかった



そんなに幾つも纏えないよ

ボクなりの
価値観だってあるのさ


もう○×じゃ決められない嘘はつかないよ


人を騙すまえに
自分を騙せない
口が勝手に唄いだす
ボクは生きたがっている。

+と−が比例して
共存する妄想世界



もういいんだ、
強いフリは。


単純なんて言葉で
片付けないでほしい

初めから
初めから
選択肢なんてなかった



でもゆずれないんだ
こんなに生きるのは難しい

ボクらはただの人間さ
生き方に
評価をつけないでくれよ





何もかもなくしても
何も持ってなくても


二人ぼっちになりたかった



2006/05/15 (Mon)

[93] ペイント
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どんどん書き残さないと
ペン先から零れて
どんどん滲んで逝っちまう

初めから知ってる
空なんか飛べやしねー
でもどんなに落胆しても
昇らない陽はねんだな
人は願うことをやめない



使い捨ての現代
その中のボク


期限はいつ切れんだろうか


些細な思い出なんかない
どれも捨てたくなかった。人は
忘れて逝く動物なんだろ。


人の欲パステルカラーが
鮮やかに空に反射してらぁ



誰か空を見上げませんか。
胸が痛くて涙がでるだろ。


この涙が海に還る
その引き潮に乗って
深海で君の声だけを
聞いていたいよ


滲んだインクが
薄くなった頃に
生き急いだ意味に
サヨナラの手を振った


人は
忘れて逝く動物なんだろ。

油絵のように
幾重にも染め上げられた空


思い出は埋没してるだけなのかも知れない


期限切れになった空を真っ白に塗り替えてやろう
深海の青も垂らして


ボクの期限が切れる。
滲んで逝っちまう。

哀しいかな君も
忘れて逝く動物なんだろ
でも忘れないでほしい





君の声だけを描いていたい






2006/05/14 (Sun)

[92] 虹は夜に咲く
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導かれてこの有様




イタタ

虹に引っ掛かってしまった

夜空で虹に出会えた

君へのプレゼントの
リボンにしよう


耳のいいボクは頭が悪い


聞こえてしまった
他人の陰口
ボクに関係はないが
吐きそうになるんだ




愛以外の感情が
ボクらには多すぎる




何もないと
想っていたボクは
何もなくなかった



堅く結んだ靴ひもが
誰かの友情に見えたから
ほどかずに脱いだ



虹をひんまげてしまった

また会ったな

君と滑り台にして遊ぼう


ほどけたモノは
何度でも結びつけるよ






いつもどおりの今日も
幸せでありますよーに



2006/05/10 (Wed)

[91] となりの君に
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ボクが
成長したかどーかなんて

ボクが決めることだよ
誰にも左右されたりしない



ボクが生きてた
君が生きてた



だめだ

だめだめだぁ。


なんか
めちゃくちゃに
君に会いたくなった



ボクらだけだよ
悩めるのなんて
素敵なことじゃん


君が生きて
ボクが生きてる



不確かだから未来が恐くて好きだから不安になるなら


幸せな今が永遠だったら
って望むんなら



振り回されんな
永遠にすると
決めちゃえよ


君のことは君だけのモノ。誰にも左右されないんだ。


そんなこんなで
わがままながら
今、ボクは


君に会うよ。





ボクがいて。君がいる。


2006/05/04 (Thu)

[90] 小さな魔法を唱える月曜
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小さな魔法を唱える月曜
擦り切れた記憶を繋ぐ
相変わらず冷え性
爪先から冷える
君に会える週末


HOW MANY 嘘つき
感動小説なんか
ケツの下に敷いてさ

希望なら
ボクから見いだしてよ


霧雨に微熱水曜
弾けないピアノの
鍵盤を枕に
夢で作曲
君の音色は
やっぱり弾けない
熱はひかない

生温い風
木漏れ日木曜
君にもらった心と瞳
見えてるよ
見えてるよ
綺麗なものたちが
そこらじゅうに


いまさら自転車で
何処までいけるか二人乗りでノリノリ土曜


あれ真っ暗
もうバイバイの時間
精一杯強がらせてよ
小さな魔法を唱えてみる



孤独なサンデイ
また来週
冷え性君の手
聞こえた君の音
希望なら
ボクから見いだしてよ

2006/05/01 (Mon)

[89] 機械の森
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標本にされた人間は
造り笑いがお上手

ささくれとささくれが
引っ掛かって出会う大地


葉のつかない木々もひっそりと胸を張る

自然体な温い時が
空気のない日々を嘆く

与えたものは何だ
奪ったものは何処だ
去って逝くのは誰だ

無限を信じた海は枯れて
ボクの涙は枯れなかった

地球の裏側がわかっても
君が解らないときがあるよ


交わってたのは心か

真意は虚無

標本にされた人間は
造り笑いがお上手

無機質な月が
鋭く弧を描く

焦げた大陽は光を失っても懲りずに昇る

原始人のころから中身だけは素直なままだったんだね

ボクと違う体温の君

芸術と勘違いの
森のようなビル

そりゃあ動物たちは
寄ってくるさ

駆除するのは
ボクたちのほーだよ


機械の森で指がささくれた

歴史に傷がついてやっと気付いた

ボクも君も
誰かも地球でさえ
命は等しかった

2007/11/16 (Fri)

[88] エゴイストーリー
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どおせ
数十年のエゴイストーリー


生き方の
お手本なんかないんだよ

これからだって
ボクは巡り巡って君に会う

何したってわがまま
なんかないんだな


幸せじゃない時間も含めて幸でしたと今なら言えるよ君のおかげ アリガト


わがままだから
サヨナラなしよ


これからだってボクは
巡り巡って君に会う

どおせ数十年の
エゴイストーリー

変わらないものが
一つぐらいあったって
構わないと想うんだ
変われないモノがあるんだ


2006/04/25 (Tue)

[87] 憂欝distortion
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たくさん歪んだ

DEAR世界


残されてった音たち

破ったのに急に後悔して
また繋ぐ

裕福なはずなのに
今日もまた安心の匂いの
お香を焚く

今頃ボクの中に還ってきても遅いよ

あの日にだけ湧いた感情

まるで
リンクしちゃくれない


描くにも色が多すぎて手のつけられない現代色

ため息は何色で
何に溶ける?

旋回しつづける思考回路


一つとして同じ感情なんてなかったんだろーなぁー

舞い降りた雪を手で殺害


形で表せるならきっと心は屈折しすぎてとてもクリア


そこらじゅうに在るものも

ボクらもきっとほんの少ししか生きられない


その中にいくつ永遠をみつけられるだろ


答えなんか求めちゃいない


たくさん歪んだ


幸せな憂欝


2006/04/21 (Fri)

[85] 手紙
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いつも心が繋がっていれば

距離なんて関係ないよ

晴れのち雨なんて
あたりまえ

人生坂道あたりまえ


そんな
あなたの傘になりたい
そんな
あなたの追い風になりたい

2006/04/18 (Tue)
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