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あいるの部屋  〜 新着順表示 〜


[33] 夜へ歩く
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月光に照らされうつる影

月はじっと見張っていました

鋼鉄のような愛のくさりに錆びれる風を吹かせよう

それでもホロホロ
ホロホロと
影は雫をこぼします

おぼろが鈍く光を放つ

月に吠えるノラ犬はお道化ず

月夜に照らされ濡れる影

ひどく静かに咲いていました

やっとはずれた哀のくさりを自由と束縛の世に投げました

うまく咲けるかわからずとも

ホロホロと歩きだすしかないのです

2006/02/17 (Fri)

[31] 世界との共鳴
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荒ぶる感情音をぶちまける

滞ったボクの老廃物を薄めて

ぶった切った血管を

喜怒哀楽に繋げて掻き鳴らす

痛すぎるくらいの快感が突き抜ける

遠のく意識の中


人で在りたい

世界との共存


ボクはボクにきらわれてたんだな

世界に愛されるはずがない



こんなに心臓はあったかかったんだ


行く手を塞ぐ水溜まりに映る空に飛び込む


抱いているのか
抱かれているのか


青と雲の二色の翼


心臓につけるキスマーク



もうすこしだけ、
    がんばれるかい?

脈打ちだした心動が
翼に深紅の波紋を広げる


ボクの血を空に溶かして


ほら、奇麗な夕焼け

2006/02/14 (Tue)

[27] 恋愛時差ぼけシンドローム
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君に会えない日は

違和感が残るよ

一日ぶりの君の声






「久しぶり」


「うん。以下、同文」

2006/02/12 (Sun)

[25] バカの逆立ち
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良いこと悪いこと


今までのできごと


全てを忘れるのはバカだけど


今は、今はバカでいい


何度でもあなたと繋いどきたいの

心とかゆーやつを



寒くなったら君のもとへ


暑くても君のそばへ



今もこれからも君がいい


単純だけど素敵な未来とかゆーやつを

いつでも触れていたいと願ってしまうよ



シンプルなもんさ

人間なんて



良いこと
悪いこと
今までの絵空ごと



そのたびに
ボクはバカになるから



君の中にボクよ焦げつけ

2006/02/09 (Thu)

[24] 流夏 るか
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持ってる匂いは夏の風


そよ風が「素敵よ」


青空の雲を流していく


麦わら帽子がフワッと轍道に落ちた


日陰で仰向けに寝転がる


海鳴りの子守歌


蝉時雨が包んでくれる


干された布団


開け放たれた窓際の風鈴が揺れる


虫採り網から抜けだした蝶は




空を海だと想いこんでいる


いつのまにか


ぬるくなった麦茶



陽は沈み始めていた



蝉の脱け殻は


命にしがみついている




あの蝶は


うまく泳げてるかな





夜空の星屑



瞬いている星が




いつかの蝶に観えた

2006/02/08 (Wed)

[23] 火花
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観客のいないパントマイム

ひどく滑稽で美しい


ボクは誰


確かめるには君が要る


噴火寸前

感情論


火薬なしの
しけったダイナマイト






   着火オーライ






命はやたら眩しい

2006/04/16 (Sun)

[22] 流浪
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大好きより大好きな言葉を



愛してるより愛してる言葉を、



どうして人は生みださなかったんだろーか
不思議でしょうがなかった



結局は
自分の心に一番近い
言葉ってゆーのを着せてあげて君に届けるわけで、



そんなんでもボクの気持ちには全然届かないわけで、



そこで不器用なボクの思いついたのは
君を抱きしめること



君の気持ちを抱きしめること




そうか、なんも言葉なんか生みださなきゃよかったんだよ



突如、不意をついた
君の二文字



    すき





とゆーわけで今日もボクは言葉の海で


遭難する



2006/04/25 (Tue)

[21] ゴミ屑星
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空はボクのことばを反射しない



突き抜けては宇宙でゴミクズになる



そんなゴミクズでも光は照らすから



ちいさなボクやボクたちは綺麗にみえちゃうんだ



真っ白で美しい夢たちをみせるんだから現実でがんばりなよ


誰かたちが信じてきた運命ってゆう迷信



見たくないものを見ないために人は寝るのに

そんな夢ばかりみせるならそれを悪夢と呼ぼうか


目を覚ました世界ではつじつまの合わない会話と笑顔



寝ることも目を覚ますこともどちらも放棄するよ



吐いたゴミクズは自分で掻き集めよう



忘れかけたころにそいつらが帰ってきたら



キラキラかがやいているように

2006/02/07 (Tue)

[19] 虹夢
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ひねくれた虹がそこにあった



きれいな夢はみせてはくれない


そもそも何が綺麗かわからない



なないろの鈍い光は体にのしかかるから


よけいな夢を見せるから



そこでもう一人の自分は

嘘の感情で固められた服を体に縫い付ける


よそ行き顔の生きたマネキンから

汚い疲れた笑顔が

縫い目から歪んで隠しきれずわいて出てくる




ぼくはまだその場所から動けずにいる




この夢が覚めたら

ボクはボクだかわからない




眼を閉じる



色はなく闇に浸食され
浅い眠りにつく






ぼくはまだ目蓋の裏の鮮やかな虹を見ている

2006/02/07 (Tue)

[17] −と−で+
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あきらめることを
あきらめて




さよならにさよなら

2006/02/07 (Tue)
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