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あいるの部屋


[120] 指先ダイアリー
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君の指先

血管を辿って辿ったら
心臓についたよ
また指先に戻ってきたら


ボクは君に触れてたことに気がついて




愛ってなんだ
何世紀ときをまたいでも
辞書にはうそっぱちばかり
ねぇ広がる空気さん
ボクの言葉はどう届く?


鈍感なわからず屋世の中にこの鈴虫の音を



秋の中で君を待ってる


何が待ってるの。


答えまで言わずに
蝉は鳴き止んで
満足そうに
アスファルトに転がった




雨が降って月が水浴び
こうして始まる秋が一滴
雨雲なしに
降りてくる新鮮な粒たちが
街を輝かせる
さぁココロ模様替えだ




変化の波には逆らえない
今のボクら

季節をまたいでも
君とボクを繋ぐ
愛言葉はまだ見あたらない


重たい頭を垂れる稲穂
風に揺られてボクに囁く


秋の中で君を待ってる。




まだ見つからなくていいや


君に触れていたことを
忘れていて
眼が合って照れ笑い


しなやかな風で何度も
頷いてくれているような
稲穂にボクもつられて
会釈を一つ


拝啓

繋がっている
君とボクの指先から



2006/09/07 (Thu)

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