詩人:あいる | [投票][得票][編集] |
削りたての夏季氷みたく
ふわふわ煌めいてて
レースのカーテンは
まとめないで風に泳がせて
光は零れるくらいがいい
だからたまに
君に言いたくなるんだよ
ありがと
時代が進んでも
手先が発達しても
手紙は未来に送れない
机は過去に繋がらない
空飛ぶ車はどれだけ
黒い排気ガスをだすんだろ
達成する方向を
見失ないたくないな
劇的な変化は
まだ訪れてない
猫は早くも
コタツで丸くなってる
君とボクは
手なんか繋いだりして
散歩なんてしてみる
辛いことが
幸せになるための
唯一の方法だと思ってたよ
達成する方向を
見失ないたくないな
たまには
フリダシに戻ろうか
君とボクが一緒にいる
理由なんて
実はもっと単純だった
結局恥ずかしくて
二人じゃ使えない
長いマフラーみたく
ふわふわ煌めいてて
星空のした二人で回って
全部の星を
流れ星にするんだ
こんな日があったって
いいと思うんだ
願いはもうとっくに
叶ってるんだ
目がまわって
よろけたボクへ
差し伸べられた手に
ありがと
フリダシに進もう
手は繋いだままだよ