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あいるの部屋


[154] モストビューテホー
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自分の価値観と
知らない人の価値観と




きれい


が全部いなくなって



綺麗事を吐けなくなる





何回ボクは
自分と向き合うんだろ





そこらへんに在る
ものいわぬ世界



お話できないから
喧嘩もできない



その点
人はいいね




わかりあえる
その逆も




部屋でマフラーをしてみる
矛盾は感じなかった



普通の定義なんて
どーかしてる






生臭い音楽を
部屋に泳がせる



回遊魚のように漂う
音色は色付き





忘れ物をたくさんしてきた

いつか財産になるって
回遊魚は囁いていた




どーだかね
餌をまかれるのは
決まってボクのほう





花は枯れてるのに
水は毎日とりかえるんだ





君は君のものだよ


言ってあげたいな




人はいいね

わかちあえるんだ





価値観が争う

そこらへんに在る
メディアは
それを食い物にする





掃除機の音が嫌いだ
一方的すぎるんだ



隣の部屋から漏れてくる
掃除機の音は好き



一人じゃないんだ






薄くなる色素






音楽をとめた







部屋の空調を操るのが
へたくそなボクは


生きやすい温度を
見つけられない



2007/01/23 (Tue)

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