ホーム > 詩人の部屋 > あいるの部屋 > 飴と無知

あいるの部屋


[209] 飴と無知
詩人:あいる [投票][得票][編集]



君はしきりに青色の眼がほしいと言う

明日には時間をとめたいと言う

多くを求めすぎるんだ



一生のうちに
心臓が脈打つ回数は決まっているとかいないとか


恋をして心拍数上昇
失って上昇、上昇


君に出逢えた時点で死んでおくんだったよ


今からでも遅くないかな?

タバコを吸おう
吸えるだけ



全部、真っ黒でいいから
真っ暗でいいから



君の白い手で殴りにきてよ

ボクも殴り返すよ
hate you
hate me



全部、真っ黒でいいから
真っ暗だ


いつ云おうか
君の黒目が好きだよ




青色のペンキをぶっかけてあげる


君は細い指で時計の針を回すといい

何処でも好きな日に飛べばいい
hate you
hate me



ボクの短い足で
何処までいける?


何処にもいけないのなら
君の側にでもいようか



視線が絡まることなんて皆無

満たされたなんて嘘さ
hate me
I hate me



哀しまないで
残された鼓動もごくわずかさ


いつ云おうか

ボクの向こう側で降る無知

2008/07/29 (Tue)

前頁] [あいるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -