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あいるの部屋


[217] 刀寿さんとの共作11
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『カクテルクロール』

深夜0時に落ちてた靴は
ボクのものじゃなかった


イメージをうろつきながら
詩と詩のすきまに光を見っけたよ

それはまるでタイマーで
時間から追われるようだ
耳鳴りはアラーム


君との会話、向かい合って

どうせ後で忘れるのに
なにを話そうか悩んでる

綺麗なラブリーシーンは
いつまでもカラフルには染まらなくて

魔法は永久にかからない
セピア色が流れてゆく

話し中
話し中

気持ち塞がないで?


猫背なボクだから
胸を張るのは苦手だよ

君の顔はきまって見えない


どうせ、大切なところは
きまって見えないから
携帯したそれは
電源なんてない繋がる命


あぁ、深夜0時に落ちてたハイヒールは
繋がらない地上波
つかめない想い

短針と長針を外して
時計は薄く輝いて

満月になり星間に浮かぶ
ほのかな輝きで
しがみついてる今


溺れて脱ぎ捨てた服も
鮮やかに散らばらせて

みる夢はとても静かに
ゆらめき、ゆこう


ムウンライトの
照らされない側を愛するよ
あまのじゃくさ
正論が通じないから
反対を言いたくもなるんだよ

これが三日月だと
碧く揺れて
イルカになるから
その鍵で君を開きにゆくよ




夜空はボクが泳ぐから
息継ぎはよろしくね

2008/11/24 (Mon)

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