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あいるの部屋


[228] 聞き覚えのある週末
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木曜日の地下室で
偶然崩れる概念だよ

積み重ねる恐怖心
こっちにおいでラララ


偽った電気のせいで
白い壁が黄色く見えて

淀んでないよ
喉だって震える


追いかけるまでは
達しないくらい

少しだけ胸を焦がして


それがそのまま
お別れの言葉になるんだ


嘘みたいな金曜日で
ほんとにウソなんだろ?


何処よりも此処に雨が
降りますように



ボクが溺れるくらいに
降りそそいでほしい

泣き止むまで泣けばいい



小説のように流れるように
時間の濁流が押し流していけばいいのにな


身動きができないような

みず色ですべてを真っ白に塗り潰していいよ



見事に裏切る晴天は土曜日

かさついた唇に
リップクリームを塗る


乾いた空気に
よく通る声で



2009/02/26 (Thu)

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