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あいるの部屋


[252] つよむし
詩人:あいる [投票][得票][編集]



夕暮れと夜のまんなか

フライングして点いてる
街灯が手招きしてる



不器用さを愛する湿気は

付き合いたてのカップルを包んでる



タッチパネルで拡大しても心の内側までは覗けないよ


明日もきっと

明るすぎる夕暮れに
点灯し始める光たち


あの頃のボクらが
追い駆けっこしてる

気持ちに追いつきたくて
仕方なかったんだよね



よわむしな季節は
手のなる方へ


陽がのびたことにも
気づかないでいいの


今を生きるの



2011/06/03 (Fri)

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