詩人:あいる | [投票][編集] |
針と糸で夜空に
絵を描くような君の儚さ
継ぎ接ぎしてきたボクらの日々
か細い声で糸を手繰り寄せる意味
見えない星たちも
空の装飾の一部さ
流れ星が雨になると信じてた
君の涙は何等星だろう
全部に名前はつけられないよ
頬で完成する星座
失った涙たちも
心の一部さ
星座を切り取って空に還すよ
明日にも輝くよ
問答無用に朝焼けていく
もう少し夜が
君を隠してくれたらな
槍と盾で記憶と戦うようなボクの弱さも
虫とり網で風を捕まえようとする2人の矛盾にも
すべてに印をつけて
君と名前をつけよう
継ぎ接ぎは綻んで
星たちは瞬きだすよ