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あいるの部屋


[6] オクリモノ
詩人:あいる [投票][得票][編集]

『なにもいらないからただ自分が欲しい』

ボクはサンタさんに手紙を送った

クリスマスの夜
サンタが部屋にやってきた

ボウシをとりヒゲをはがすとパパがいた

パパはボクを抱きしめて泣いていた

ボクも泣きたくなった

パパは『今、プレゼントを渡した』と言った

大きな袋の中にはなにも入っていなかった

ボクも今日、息子にあの夜のプレゼントを渡そうとおもう


あのときの暖かさで抱きしめて


ここにいる。って

2006/03/01 (Wed)

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