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和泉の部屋


[128] 万華鏡
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綺麗な言葉をオブラートに
隠し続けた 何か


誰かの言葉を
「綺麗事」と笑う誰かは

それらが舞い降りたなら と
切に願ったりは
しないのだろうか


生まれたままの白さで
歩くことが できないのは
世界が色付いているからで



それでも
それでもね

幼き頃
見た夕日を綺麗と
胸締め付けた あの想いは

形は変われど
まだ ここにあるから


あの日の夕日は
白ではなく
燃えるような橙だった


2007/01/13 (Sat)

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