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和泉の部屋


[138] 透明燈
詩人:和泉 [投票][編集]

生きるに比例して
上達する嘘は
¨真ん中¨で音を立てる

嘘が嘘とぶつかり
存在を唄う


嘘の形は忘れても
歩く度に¨真ん中¨で鳴る
からんころん と


そうして気付き
そうして傷付く
嘘が嘘を呼ぶことに


2007/02/09 (Fri)

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