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和泉の部屋


[25] アンダンテ
詩人:和泉 [投票][編集]


固い地面に足が悲鳴を上げる
よく此処まで歩いてきた と
自分を甘やかして


本当は
止めてもいいんだって
自分が選んだなら
止めてもいいんだって

けれど僕を置いて皆が歩いていくから
十歩後ろから背中を眺め
ゆっくり歩く

目的がない旅に
足が泣き叫ぶ

丁度良いベンチは塗り立てで
丁度良い芝生はびしょ濡れで



早く見つかるといい
此処にいたいと思える場所

それまで僕は
歩き続ける

2006/06/29 (Thu)

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