ホーム > 詩人の部屋 > 和泉の部屋 > ビニール傘

和泉の部屋


[35] ビニール傘
詩人:和泉 [投票][得票][編集]


素手で触れてしまったなら
傷付けてしまいますか

一定の距離が眼について
並ばないように足の速度を落とし
さらけ出さずに
行けるところなんてどれくらいあるのでしょう


何かを恐れ
足元ばかり見て
雨が止んだことにすら

気付けないなんて


2006/07/06 (Thu)

前頁] [和泉の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -