ホーム > 詩人の部屋 > 和泉の部屋 > 風船遊戯

和泉の部屋


[53] 風船遊戯
詩人:和泉 [投票][編集]


ぱん と
弾けた風船は
あの日のもので
あって欲しかった


手を離してはいけない と
教えられていたのに
気が付けば
風船は手から消え
空高く登り
気持ち良さそうに泳いでいた


泣く子に
また今度 と
パパは約束をし

風船を失った右手を
ママの左手が優しく包んだ


2006/07/27 (Thu)

前頁] [和泉の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -