道端に咲く花の名前すら知らなかったあの頃夏に毎年配られた種は小さくてジョウロのシャワーサン・ライト土のベッドそれらだけで大きくなったとは言わないけれど紫の花びらはきっと色鉛筆じゃ表しきれなくて何度も書き直して薄くなった絵日記帳あの小さな種が咲かせる花がこんなにも綺麗だったとは
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