詩人:みにじゅん | [投票][編集] |
君が僕だけを見ていたら
それは愛だろうか
たくさんの美しいものを知る君が
僕を選んでくれたこと
曲げたい首を固定して
痛みに歪む眉間ごと
僕は
愛せるだろうか
愛するまえに
哀しいだろう
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僕の命の結末を
簡単に決めてくれるな
まだ死ねない
死にたくない
そうやって
日がな一日延ばそうと
やっきになっている命の結末を
君が決めてくれるな
僕らは違う意味を生きてる
君の退屈が僕の充実
僕の嘆きは君への刺激
かもしれないけど
自由だ
生きるも 死ぬも
ちゃんとこの僕が決める
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避けていたわけじゃないけれど
わすれていた
ほんとよ
きっと
今も君がどこかで見つめてる
チャンネルで
手がとまる
痛くないよ
どこもかしこも
何も
不思議ね
変わるって
苦しいことだけじゃないのね
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寂しい想いを
しないにこしたことはないけれど
哀しい想いを
しないにこしたことはないけれど
それもきっと
階段のうちのひとつさ
嘆くことはないよ
僕がいるから
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時間が君を連れていってしまう
哀しいかな
僕も分別のつく大人になり
行かないでとは
言えなかった
ほんの少し
瞳がかげったのを
見過ごさない君は
無理なお願いを見透かして
いちばん優しいキスをする
だから
ずっとついて行こうと思うんだよ
時間が君を連れていってしまっても
幾年月でも