詩人:珠樹 | [投票][編集] |
気付いたのは
走り疲れて立ち止まったある日…
私は一人
何もない空白の場所に佇んでいた
立ち止まるのが怖くて
ずっと逃げ続けてた
淋しさ紛らわせたくて
今まで走り続けてた
…でも
結局私は一人
何がいけなかったんだろう…
心に聞いてはみたものの
答えが帰ってくるはずも無く…
でも…ホントは気付いてた…
どんなにつらく、悲しくっても…
周りの景色を見渡すために
立ち止まる勇気
ゆっくり歩調を合わせる努力も
必要だって…ことはね
だけど…それが…私は怖い
私が誰かの色で染まりそうで…
私が消えてしまうんじゃないかって…
だから私は走り続ける…
きっと…この命尽きるまで…