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珠樹の部屋


[30] 『不実の天秤』
詩人:珠樹 [投票][編集]

私には…わからない
自分がどうしたいかのなんて

抱かれたいだけなのかもしれないね
慰めてほしいだけかもしれないね
一緒に…ただそばに
あなたにいてほしいだけかもしれないね
…少しだけ
私を嫌いになってほしいのかもしれないね

本当にわからなくなる…
私を必要としないほど幸せな家庭が待っているのに…
それでもあなたは私を好きだというじゃない?
…正直嬉しいよ
必要とされてるみたいで
…正直利用さえしてるよ
自分の欲求を満たすために

でも…不思議だよね
あなたの偽りの愛でさえも
…そうとわかっているの言うのに
今となっては必要になってる…
…『欲しい』とさえ思ってしまう

『好き』になっちゃいけないのに
『本気』にしては駄目だと言うのに…
どうしたらいいのだろう
…私はどうしたいんだろう

そして今日も…
偽りの愛と真実の愛への欲求が
天秤の上でゆれ続けている…

2004/11/03 (Wed)

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