何故今此処にいるの？
何故今息をしているの？
動物が息をするのは当たり前だから？
だけどもしかしたらしなくても良かったのかもしれない

何故人間は出逢うの？
何故人間は別れるの？
出逢いは偶然で、別れは必然？
もし最初から全てが決められていたことだったら？
そう、生まれたときから…
もし全てが偶然だったら？
そう、生まれたことも…

偶然息をする生き物で、
偶然出逢い別れる人間で、
だけど
決められていたから息をする生き物だから、
決められていたから出逢い別れる人間だから、
こんなこと
考えれば考えるほど分からなくなることってある
でも考えていくと楽しいよね

もしかしたら私の人生は
誰かがやっているＧＡＭＥのストーリーなのかもしれない…
もしかしたら私の人生は
突拍子のない大自然の夢なのかもしれない…

いつからか気付いてた
叶わない恋だって
直接会うことすら難しいのに
こうして書く手紙はなんだろう

「なんで僕なの？」
照れ屋なあなたは素直に受け止めないかもね
だけどみんな、そうだよね
ただ、ただ、
「ありがとう」
が聞きたいだけなんだよ

あなたが一瞬目にはいると
その後ずっとあなたを追っている
周りはバカにするけれど
人にこのキモチはわからないものね

気付いてくれたら嬉しいけれど
やっぱりただ、ただ、
声が聞きたい…

今度あなたは旅に出る
一年間の遠出になる
みんなで唄い、花束を捧げる
溢れる涙を拭うあなた
それにつられて私は喋れなくなるほどの涙

少しの間、抱き合っていた
何かに記憶しておきたくて
何度も何度も写真を撮った
それでも何かが足りなくて
もっともっと抱き合った

懐かしい唄を口ずさむ
また涙が溢れてきた

「また会う日まで、何かの夢をひとつ叶えようね」
あなたに贈るカードに書いた
「ずっと、ずっと待ってるからね」
あなたにカードを贈って言った

嬉しいことや楽しいことが
頭の中を駆け巡る
悲しいときに、胸を借りた
優しいあなたが旅立っていく

「一年後、楽しみにしてようね！」