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淳の部屋


[18] 記憶の果て
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この、変わり果てた場所。

かつて、私が住んでいた場所。

あぁ、あそこにあった大きな桜の木・・・
そうかぁ、とうとう切られちゃったんだね。

淋しい。

新しい所へなんか行くんじゃなかった。

そう思って歩いていると

貴方がいた。


そう、実際のものなんてなんにも変わっていない。

ただ、心の中のあの記憶、この記憶、新しいものに置き換えられていて。

もったいなくて。

だけど置ききれないものは捨ててしまう。

不安定な心の中に、いつまでもいるのは貴方。

貴方のその心の中の傍らに

私の姿は映っていますか?

2003/04/21 (Mon)

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