詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
あれほど放った好きも今じゃ伝えられない
1日1日の早過ぎる時を
もっと噛み締めてたら
後悔は残らなかったかな
そんなどうでもいいこと考えられるようになったのは
つい最近でした
出るのは涙と奇声だけで
手に入らないおもちゃをねだる子のように
なきじゃくりました
1番鮮明に覚えてるのは
朝が来ない気がした事
秒針の音がゆっくり音色を奏でながら
優しく、厳しく
突き刺さった
お日さまと挨拶出来るようになって
思い出辿っても
途中から道がわからない
その場に一人取り残された
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
終わりを意識しても
意味なんて無い
未来に不安を抱いても
解決策なんかない
例えば結婚しても
いつかは別れが来る
今こんなに愛して
会う度、抱き合う度更に愛して
未来覚める気なんて全くしない
もし今失えば
死んじゃうと思う
でもいつか別れは来るもの
どんな形かわからないけど
いつか終わりは来るもの
ねぇ、私はどうすればいい?
ねぇ、私はあなた無しで生きていけるの?
これ以上愛したくない
愛するのが恐い…
意味なんてないけど。
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
大切で大切で
もしなくなったら困るものを
自ら捨てたら
どんな衝動にかられるのか
たまに確かめて見たくなる
家の鍵、
給料日前の500円、
6ヵ月の定期
お母さん
恋人…
今は思想ですむけれど
ホントに行動に出るときが来たらと思うとぞっとする
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
1週間なんて短いのに
久々に会った気がして
抱き着いた体のライン懐かしく
ただ愛しくて涙が出た
ずっと憧れてたこの体
今は私の腕の中
愛してるの一言一言が私の体に浸透して溶けてゆく
乾いたスポンジが水を吸収するかのように
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
久々の実家
広い部屋
朝起きて母さんの朝食
料理下手だったけどBLTサンドだけはうまかった
トイレと一緒になってない風呂
湯舟につかって 体をふくのも広い
さぁ、全部の電気消して
回覧持って
6時に家を出る
朝のすんだ空気と人気の無い道
昔朝練いったなぁ
懐かしいケド戻ってこない
遠く昔に無くした破片
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
今になって、ふと思い出す
2年も前の話しなのに
大好きだったあの人
ずっとしてた約束果たしてすぐ別れた
一人であの道たどったケド
全然道がわかんないよ
ねぇ、あの時のあたしはあなたがなによりも必要だった
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
例えば君が同じ学校に受かってなくて
例えば君が他県に住んでて
例えば君が産まれてなくて
例えば君の両親がであってなくて
今までの全ての事が必要条件で
ひとつでも足りなかったら僕等であってなかった
小さな小さないくつもの偶然が必然に変わる
君だけじゃなく
世の中出会う全ての人は
必然なんじゃない?
赤い糸なんて信じてないけどさ
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
物心つく前から周囲から不幸と言われる母子家庭だった
必要以上の愛を貰い幸せだった
父親が欲しいと泣いた日もあった
今一人になって
実家もなくなって気付いたのは
どれだけ愛されてたかと言うこと
どれだけ必要だったかと言うこと
ホントにホントに好きな人、愛してる人
恋人よりも何よりも
大事な人は案外すぐ側にいた
詩人:天照大御神 | [投票][編集] |
あの頃夢見てた事
今は当たり前になってしまい
幸せが影のようにひっそりとくっついている
ある日当たり前が消えてしまい
幸せが姿を消した
光りの当たらない世界で声を殺して生きていた
当たり前が夢だった頃は
その何もないのが当たり前で
それなりに楽しく、それなりに幸せに生きていた
あの頃は無くても生きていけたんだ
そっと、カーテンを開けた