詩人:セタラク | [投票][編集] |
もう一人のあたしが
静かに目を覚ましたのはいつのころだったろうか
後ろからすべてを見下し笑っている
笑っていても泣いていても常に薄ら笑いあたしを否定する
いい子ぶって何様だ
所詮それがおまえの実力だ
痛いほど突き刺さる言葉
何故ならすべて事実だから
もう一人のあたしも本当のあたし
暴走したがっているあたし
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あんなに強く人を好きになったことなかった
苦しくて苦しくて
毎日泣いてばかりいた
ただあなたの前では強がって吠えてばかりいた
弱い自分をもっと沢山見せてたら
違う未来があったのかな
今どんなにあなたの名前を呼んでも
あなたはここにはいない
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またあなたの夢を見た
涙を浮かべて目が覚めた
あなたとの時間を自らの手で終わらせて
4ヶ月がたち
新しい恋も見つけたのに
どうして
夢ではすぐそばにあったはずの温もりは現実には無くて
苛立ちと空しさだけが残っていた
答えは簡単
まだあなたのことが好きだから
1番好きだったから
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刺激と安らぎ
2つは同時に手に入れることはできないって
わかってるけど
どうしようもなく刺激を求める自分
それに疲れて安らぎを求める自分
二人は同時に存在してる
器用にコントロールできたら楽なのに
あたしのコトを
不器用だなって笑うあなた
あたしが器用になって一番困るのは
誰だと思う?
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好きだから何も言えなくなるんだよ
好きだから何もできなくなるんだよ
だからいつも受け身だなんて言わないで
好きだから
あなたに嫌われたくないから
いつも良い子でいたいんだよ
待つことだってすごく苦しくて狂いそうになる
それでもあなたのくれるごほうびが欲しくて
今日も良い子でいたいんだよ
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くやしいけど
あなたのことが好きなんです
想像もつかないくらい
好きなんです
自分が壊れてしまいそうで
痛いのに
苦しいのに
どうしてこんなに好きなんだろう
いつも待ってる気がして
全然フェアじゃない気がして
くやしい
あなたの前だと
私は私でなくなるんです
世界の終わりなんか気にしてられない
今、精一杯
あなたのことが好きなんです
そのことを
わかってて
あなたは私を
また泣かせるのでしょう
たった一言の愛の言葉で回復する
馬鹿な女だと
思っているのでしょう
くやしいけど
それ以外のなにものでもないって
わかっているのでしょう
それは愛?
ただの好奇心?
誰か私に教えてください
今の私には
あなた以外
何も見えないのです
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あなたがふかすタバコの香り
あなたじゃない他のヒトがふかす香りさえ
胸が締め付けられてしまう
あなたのつける香水の香り
似た香りをかぐだけで
ココロの真ん中が熱くなる
すがりついて触れて抱き締めたいと
カラダがひとりでに反応をおこす
熱くてせつなくて苦しくて
人目も憚らず泣きだしてしまいそうな
私の体中の感覚すべてに
あなたを私に焼き付けて
そして私は灰になるまで
身を焦がし続けるのでしょう
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あなたは彼を選んだ
誰が見ても危険な穴に
あなたは自ら潜りこんで
そこに安らぎを見つけてしまった
でも、決して
寄り掛かろうとはしないんだね
もし寄り掛かってしまえば支えを失ったとき簡単に倒れてしまうからと
泣きそうな
はかなげな笑顔を浮かべて
言ったよね
そんなあなたに何をしてあげたらいいんだろう
せめて倒れた衝撃を少しでも減らすマットにしかなれない
かわりになれないことはわかってるから
せめて消えない傷がついてしまわないように
あなたを受けとめるよ
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命を育むこと
きみはなんてことないみたいにやってのける
お母さんになること
さも、当たり前かのように
命が体内で静かに確かに存在している
きみは恐くないの
甘えた声で擦り寄ってきて
撫でてほしいとせがむ
人間ではないきみを物だと言うやつもいる
愛情と呼べるのかわからないけど、命を必死に守る姿はそんなことを言うやつよりも尊いものだと信じているよ
だからあたしがきみを守るよ
なにがあっても守ってみせるよ