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はるかの部屋


[101] ゆびさき
詩人:はるか [投票][編集]




ふる ふる 冬の

いたずらに、雨

肩におちて

音がしずかに胸にふる


昨夜みた夢は

つめたい水の底

うすい膜

いちまい隔てて

とおい向こう岸


窓の雨つぶを

小さく丸でかこむと

ゆびさきが泣いた


はら はら 涙は

行きさきも知らずに

落ちていく






2008/01/24 (Thu)

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