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はるかの部屋


[2] カケガエノナイもの
詩人:はるか [投票][得票][編集]

カケガエノナイものは
いつだって失くしてから気付くんだ
あんなに大事に
大事にしてたはずなのに


君がいた場所をボクは
指でなぞってみたけど
そこにはもう
温もりも香りも
気配すらもない



君のいた場所に
鉢植えを置いてみた
君のいた場所に
椅子を並べたよ



どんなもので
君のいた場所を埋めても心は満たされやしない



本当に
カケガエノナイものは
この世に二つとないんだ君の代わりなんて
存在しないんだよ





今ではもう
伝えるすべもないけれど

2006/05/21 (Sun)

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