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はるかの部屋


[4] お祈り
詩人:はるか [投票][得票][編集]


あの頃
危なっかしく駆けてきて両の手でしがみつく
あなたの背は
私の腰の高さ程も及ばず


私を映す
その瞳が見たくて
あなたをそっと
抱き上げた



この先のあなたの未来がどうか
あなたにとって
生きる力となりますように

この先出会う全ての物がどうか
あなたにとって
愛すべきものになりますように



まだ意味さえわからないあなたに
せめてもの
祈りを捧げます

2006/05/14 (Sun)

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