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はるかの部屋


[92] 君と秋
詩人:はるか [投票][得票][編集]





誰が
教えてくれなくても
気配でわかるね



夕方のそらの
一段と濃くなった
かんじとか



半袖のうでをさすった
自分の手の温度
だったり




誰も言わないけどね

感じるよ




口にすると
少し寂しい


いずれ消えて
いってしまうからかな



先を見通す
この癖は


なおりそうで
なおらなくて



重ねて見る季節に
顔をゆがませて


君のぬくもりを
探してしまうよ






2007/09/20 (Thu)

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