ホーム > 詩人の部屋 > カィの部屋 > 届かない

カィの部屋


[171] 届かない
詩人:カィ [投票][得票][編集]

普段考えた事なんかなくて
ただただ過ごした時間が恋しい

寂しいとか
切ないとか
そんな単純なものじゃなくて
目に見える確かな物が欲しい
充電の切れそうなケータイのように

目が覚めたら、探してしまう夢の続きを
鳴り続けるアラームに
朝を告げる鳥の声


今日も一日が始まる


そんなわかりきった事にさえいちいち理由を求めてしまう

朝、夢の後、昇り始めた太陽

昔は生きてる理由なんて考えてなかった

夢、記憶の向こう、戻らないもの

唯一つ、時間
君には決して届かない





※きよたか&カィ
いつだったかのコラボ

2007/11/08 (Thu)

前頁] [カィの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -