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カィの部屋


[55] キミの匂い
詩人:カィ [投票][得票][編集]

落ち葉の匂い
夜の風の匂い


冬が近づいた、少し冷たい風が
キミの匂いを連れてきて
『はっ』っと振り向く

でも
キミはいなくて
いるはずもなくて
少し
切なくなって
しばらく、動けなくて
ベンチに座ってた
よくここで、暗くなるまでキミと話した

今、隣にキミはいない

こんなにもキミを感じてるのに

キミの影だけが、僕を悩ませる。

キミは行ってしまった

僕の手の届かない場所へと

後に残ったのは、行き場のない思いと、海より深い後悔。

キミの匂い

本当は、もぅ
忘れてしまったのかもしれない

2005/12/16 (Fri)

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