ホーム
>
詩人の部屋
>
柚樹の部屋
> 櫻
柚樹の部屋
[44]
櫻
詩人:
柚樹
[投票]
[編集]
うっかり落とした左手首
忘れた悲恋の歌は切なく
春に訪れる狂気が見るは
流れた胸の傷跡
土中古びた木の棺桶の中
白い骨に絡む根の遥か上
美しい花弁の色が写すは
身体を駆ける桜色。
2005/03/16 (Wed)
[
前頁
] [
柚樹の部屋
] [
次頁
]
-
詩人の部屋
-