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柚樹の部屋


[72] 蛍光灯
詩人:柚樹 [投票][編集]

暗い夜道を、ひたすらに
ひたすらひたすら駆け抜けた
病院の中に走り込み
院内を一人駆け抜けて
婦長に小さく怒られた
嫌だったんだ、止まるのは

不安定な空の色とは違う
ここの蛍光灯は冷徹で
希望など無いのだと
無機質な機械音が支配しているのだと
そしてアルコールの匂いが全てを
君の死を語っている、

気がした。

2005/09/15 (Thu)

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