暗い夜道を、ひたすらにひたすらひたすら駆け抜けた病院の中に走り込み院内を一人駆け抜けて婦長に小さく怒られた嫌だったんだ、止まるのは不安定な空の色とは違うここの蛍光灯は冷徹で希望など無いのだと無機質な機械音が支配しているのだとそしてアルコールの匂いが全てを君の死を語っている、気がした。
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