詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
腕が探している
たった一つあの日の
温もりだけを求めている
あんなに心が痛くなるなんて
自分の中にあったんだね
信じられない瞬間だった
いつの間に私は
こんなに必要としてるんだろう
ケンカしたばかりの次の日でも
声だけでは不満で
顔が見たくなったりして
ちょっとつっぱねて見ても良かったのに
心が耐えられなかった
ケンカしたら消えたくなって
生きていたくもなくなって
あなたに必要だって言われる迄
生きていても死んでるのと
同じ位の気持ちで
情けない程貴方に恋して
情けない程貴方を愛して
情けない程貴方を必要として
何処かへ連れ去ってよ
ずっと傍にいてよ
何故傍にいないの?
自分が悪いのに
貴方のせいにして
貴方になんて
相応しくない女(ひと)ね
だけどあの日の幸せが
忘れられなくて
あの日に戻りたくなって
笑われてもいいや
誰かに馬鹿にされてもいいや
貴方が好きな事
この事実を
貴方が解ってくれたら
それでいい
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
会う時は笑顔で会えるのに
何故別れる時は
又会おうねとか
又電話するねって
笑顔で別れられないのだろう
又会える日が必ず来るのに
すぐ会える距離じゃないからかな
寂しさが襲ってくるのは
この寂しげな夕暮れのせい?
そっと手を握った
帰り道のあの駅までの
短い距離だけど
それでもいい
少しでも貴方の
温もりに触れていたかった
この夕暮れは
とても綺麗で
優しい気持ちにもなるけど
どこか切なくて
何か果てなく遠く感じる
少しずつ寒くなってきたのも
理由なのかな
全て時のせいにして
自分の気持ちを誤魔化した
だけど誤魔化し利かない
気持ちが涙に溢れ
恥ずかしい位に
人前で泣いた
人前で貴方を抱いた
この温もりが好きだった
何よりも好きだった
夕暮れの中に落ちた涙は
キラキラと空に馴染み
明日の朝へと繋ぐ
夕暮れの中に
消えてく背中
愛しい背中
貴方の背中
夕暮れは
時に優しく時に切なく
私の胸を痛ませる
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
あなたの声に甘えていました
大人になっても
何かあればいつでも会えると
いつでも声を聞けると思ってた
少しくらい電話に出なくても
そんな事日常茶飯事
きっと又携帯に気づいてないんだろう
変に触って音出てないんだろう
自分の勝手な都合でそう思ってた
そう思いたかった
最後まで私に心配掛けたり
大変な時も大変だと
弱さを見せる事無く
生きてたんだろうね
信じたくなかった
信じられなかった
あなたが遠くの世界に
旅立っていたって
もう会えないんだね
もう声も聞けないんだね
もう甘えられないんだね
あなたの昔の写真がありました
綺麗でした
あなたの携帯には
あなたが3年前に
自分で撮った写真がありました
消せない 消せない
心の中に
私が収めていたとしても
消せない 消せない
そっと私の指で
その写真触れば
温かさが伝わるから
あなたに甘えられるから
何も出来ない 私でごめん
天国で幸せに過ごせます様に
母へ