ホーム > 詩人の部屋 > 小さな貝がらの部屋 > 捨て犬

小さな貝がらの部屋


[143] 捨て犬
詩人:小さな貝がら [投票][得票][編集]

捨て犬みたいに
キューンって
泣いてた私

心が一人置き去りに
されている気がした

貴方の
優しい眼差しで
見つめていて欲しい

いつでも
優しい温もりを
肌に感じていたい

淋しい気持ちが
いっぱいになると

張り裂けそうな胸
辛すぎる思い

言葉に
上手く言えなくて

出るのは
涙とため息よ

眠れない夜
いくつ数えたら
幸せになれるの?

捨て犬みたいに
震えて泣いてた私

心がとても辛くて
胸の中痛いよ

ほんとの
貴方の優しさを
身体中受けて

いつかは
心を温めて

悲しい気持ちが
いっぱいになると

風船みたいにね
いつの日か割れる

言葉を
紙にしたためて

辛さと
一人戦って

出たのは
涙とため息よ

どれほど泣いて
いくつ傷ついて
幸せになれるの?

By 小さな貝がら

2007/09/16 (Sun)

前頁] [小さな貝がらの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -