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小さな貝がらの部屋


[499] 壊れた詩のメロディー
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

真っ白な心に
もう戻る事は
ないのだろうか?

ジーンズみたいに
ボロボロになって

繕っても繕っても
繕えきれず

尚更傷は深くなる

人であるから
人である以上
人を信じて
人を愛したいけど

信じる事が怖くなる

信じる度に増える傷

その心の痛みに
ただ耐えられない

でもその痛み
優しい愛で
繕って欲しくて

矛盾だらけで
自分自身が嫌になる

自分って
いったいなんだろう?

本当の意味で
私自身を必要として
くれる人なんて

どこにもいないんだ

きっと
どこにもいないんだ

By 音無詞 詩

2009/12/30 (Wed)

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