詩人:眠れるはたけの美女 | [投票][編集] |
「私を守って」
可弱い仔猫を被って
一言紡ぎながら──
堕ちなさい 堕ちなさい
……堕ちて来なさいよ……
──脈打ち続けるハート
アナタに恋い焦がれ過ぎて
闇色に染まってしまった
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あの時はごめんなさい
手を伸ばされて
この体に回されそうになって
──抱き締められそうになって──
恥ずかしくて拒んでしまった
ねぇ
もう一度……ダメ?
今度はきっと
素直にいい子で
抱き締めてもらえそうな気がする
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髪を撫でてもらえたの
遥か遥か昔に想えるくらい
桜咲くのもまだなのにね
朧気な逆三日月
また繰り返すでしょ
月影の下『美しい』って
欠けてもまた満ちる
また欠けて……
……アタシ
本当は強くない
それでも
……愛シキ月映エヨ……
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本音のために建前を飾り付けたり
そんなアナタも嫌いじゃないけど?
好きすら言えずに嫌いじゃないとか言ったり
そんなアタシを……どうにかしてみたら?
I can't say "I love you"
素直ニ成レナイノハ何故?
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そして微笑んで
『綺麗だよ』
お決まりの口説き文句
三文芝居ね
この私に触れないでアナタ様
恋しちゃったの……?
そして朝またきっと
目覚められなくて
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「アナタに恋しちゃった?」
って想い始めたその瞬間
ふとそこに戻ってみたくもなる
……桜咲ク頃ニ
今も揺るがないのは何故でしょうか
──ずっと愛してる──