詩人:太陽の猫 | [投票][編集] |
いい天気が続いたとかそんな前触れは一切なく普段と変わらない平日に突然いた。ふさふささらさら小麦色の軽い毛並み。踏みしめる一歩一歩は落ち着いてて子供心に大人を感じた。TVの中では元気に吼えてる。だから名前をつけて呼んでみたり手を叩いてみたり。背中に乗ろうとすると嫌がられてしまった。どんな声なんだろう?あれこれ想像してみた。でもきた時と同じようになにげない木曜日に溶け込んで消えてしまった。ときどきあの優しい声を思い出す。
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芝生の上に置いたテーブルはこの風景には不釣合いでつくづく僕達がお客様なんだと感じてしまう。露も乾いたお昼時。お腹も膨れ、寝転んでみる。ラジオの音が何も変える事なく流れている。いつもと同じ天気なのになんだか今日は特別気持ちがいいや。何があったわけじゃないけど、何も変わったわけじゃないんだけど、でも幸せだ。ただ忘れてただけかな?
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閉じてた僕の掌の中から命が生まれた。その小さな命はピカピカで小さくてか弱くて命の限り世界に自分を誇っていた。汚いと思ってた自分の掌の中から!ただ、ただ、ありがとうね。自分の知らないどこからか涙が伝ってきた。