閉じてた僕の掌の中から命が生まれた。その小さな命はピカピカで小さくてか弱くて命の限り世界に自分を誇っていた。汚いと思ってた自分の掌の中から!ただ、ただ、ありがとうね。自分の知らないどこからか涙が伝ってきた。
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