どれだけの人が 失恋の詩を 書き綴っているのだろうどれだけの人が 悲哀の詩を 書き記しているのだろうどれだけの人が 自嘲の詩を 書き殴っているのだろうどれだけの人が 妄想の詩を 書き留めているのだろうどれだけの人が 未完の詩を 書きためているのだろうその "どれだけの人"のひとりである事に小さな小さな 誇りを感じるこの入り組んだ世界の中で 少しずつでも 伸びてゆけ 根っこの先の先の方 あなたにばったり出会うまで
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