詩人:拓 | [投票][編集] |
あなたと出会ったあの頃
僕はどんな姿だったろう
あなたはどこを見ていたのだろう
あれから何年もの間
僕の隣には違う人が
でもその後ろにいつも
あなたがいてくれた
彼女が…
消えた日も
後を追わずにいるのは
あなたがいてくれるから
ふらふらしっぱなしの僕に
いつも着いて来てくれるから
でもあなたが今日も誉めるのは僕の顔だけ
あなたと出会ったあの頃
僕はどんな姿だったろう
あなたはどこを見ていたのだろう
僕が違う体になったら
あなたは離れていってしまうだろうか…
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生きるのは大変
とても疲れる
何をする 気にもなれない
何かしても否定されるし
したいことに自信もない
これから先…
言葉にするのもつらい
未来、考えると悲しい
怖くてとても不安
終ってほしい
今すぐ
なくなればいいのに
死にたい
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あなたの思い
鈍感な僕
気付けない
今になって…
もう遅い
僕が切ってしまった
意図
最後の口付け
あの曲がり角で
水色とピンクの空
あなたの気持ち
分からなかった
鈍感な僕
そばにいた時間が
あなたの笑顔が
消える
止められない
また傷付けてる
あなたのおなかの上
最後の…
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会いたい
何を失っても構わない
あなたを失ったことより
つらいことなんかない
今日もひとりぼっちの部屋で
あなたを待つ
来るはずない
わかってるのに
帰り道にあなたに赤いゼリーを買って行ってしまう
渡せない
わかってるのに
朝、またあなたの家の方向の電車に乗ってる
気付いて引き返す
もういない
わかってるのに
道の向こうからあなたが歩いてくるかもしれないと
ぼーっと
歩き続けてしまう
わかってるよ
悪い夢だ
どっかにいるんだよね
僕が悪い
どこにいるの?
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いつもそう、
あなたはいつも
夢の中だって
優しい瞳で
やわらかい空気に包まれて
そこにいる
全て忘れ
心 失うほど
愛する僕の
最後の恋人
永遠に
あなただけを
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雨が戸を叩く
呼んでる声がする
「早く死ねよ」
頭を回って
苛々する
震える手を握って
耐えて
いつまでこんなことしなきゃ
なんないんだよ
あいつの言う“良い現実”に
戻ったら俺は
我慢できない
なんのために
そんなこと…
迷惑ならすぐに
消えてあげよう
俺もその方が楽だ
消えてほしいんだろ
詩人:拓 | [投票][編集] |
一人にして
独りにしないで
僕は本当に出来損ないだなぁ…
殺したい
死にたくない
怖い…
誰か助けて…
中途半端に引き上げないでくれ
死ねって言って
背中を押して
あと1cm…
魂を焼いてくれ
もう2度と
見たくない
何も
あなたに会いたい
大好きなあなたに
なけなしの勇気で裂いたのに
怖いのに
あと1cm…
この逃げ道は矛盾
たぶん矛盾
どうでもいいことだけど
これで終れるなら…
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あなたの名前をみつけた
違う人なのはわかってる
でも
懐かしい
綺麗な名前
大好きな
最後の恋人
あなたの名前を
でかい声で
叫びたくなる
人混みの中で
あなたには
届かないだろう
どうか僕を許して…
かえってきて…
買い物なら僕が行くから
お弁当の包みも僕がやるから
もう困らせないから
帰りはいつも一緒に帰ろう
もう照れたりしないよ
朝は迎えに行くから
かえってきて…
神様お願い
彼女を返して
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あの人達より恵まれてるってことに気付きなさいよ
僕は自分が不幸だなんて
思ったことはないよ
痛いことも
苦しいことも
あるけどね
君にもあるでしょう?
あの人もそうだろうでも
あの人はあの人
僕は僕
誰も恵まれていないし
不幸ではないんだよ
人間は柔らかいから
弱く見えて強いから
泣いて泣いて
うつむいた下で笑えるよ
幸せは君の
頭の中に
嫌になったら
やめればいい
人間に許された奇行
うつむいた下で笑えるよ
幸せは君の
頭の中に
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左眼にビデオの終りの砂嵐が 見える右は
いつもの部屋黒い ライトスタンド
振り落とすよおに頭 を半秒、毎にぴかっ
ぴかっ
赤いランプが回った また回ってる
段ボールのつつみをあ けるみたいに
ママが包丁を 引く
右はいつもの白いベッド
前から見 れば刃は小さいそれが怖い
そうだ、僕が悪い
わかってるよ
逃げた先で幕が下りる
後ろでママが叫んでる高い声 で
引く 消えない痕を残す
くらい するっと引いた怖い顔
怖い眼…
左手が汚れてるきたない
とてもきたない
ママが手を 引いた声出す暇もな かった
人は怖い
殺されるから
痛いから
嫌いみんなきらい
怖い