詩人:奏 | [投票][編集] |
人間不信な人たちが
僕を頼ってくれていて
僕を信じてくれている
それは嬉しく
同時に不思議だ
僕も人間であって
汚い思想の持ち主
君たちの嫌いな
ただの人間なんだよ
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この言葉をどう思う?
「人生に失敗は無い」
君はどうだい?
僕はこの言葉を正解だと思うよ
辛いときに聞いても
ただムカつくだけだけど
今の僕ならよく分かる
間違いがあったから
今の僕が居るんだ
人を畏れ
命を見失った
あの経験があったから
今の僕が居る
今僕が生きている
全ての人に出会うのは
生きているから出来る事
乗り越えた失敗や過去があるからこそ
皆に出会えた
失敗は全て意味のあるモノだから
ひとつの失敗を投げ出さないで
辛い自分を見捨てないで
光はいつか開かれるから
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君を親友だと信じてた
君なら僕を理解してくれてると思ってた
信じる事で僕を繋いでた
でも駄目だった
所詮僕の思い込み
両親や兄弟の温もりに包まれた君が
親と姉に棄てられた僕の気持ちなんて
分からないんだね
「その程度だろ」
その言葉が僕と君に
深い壁を作るよ
君が僕を好きと言ってくれても
もう心に届かないんだ
君が好きなのに
君が遠い
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僕の世界はここじゃない
もうこの世界は見えない
信じられない
僕の好きな君たちは
もう霞んでしまった
この距離は縮められない
歩む道が違った
僕が居なければみんな
違う命を生きただろう
今と違う命
そっちの方が良いよね
僕の自己中自己満足で
君たちの道が狂った
本来あるべき道
それを迷わせたのは僕
君たちの大切な未来
それを変える権利なんて
本人たちにしかないのに
僕はねじまげた
好かれるべき人間
愛されるべき人間を
巻き添えにした
今更戻れないから
どうしようもないけれど
君たちは幸せ?
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何か疲れた…
…何に疲れた?
自分でも分からない何か
それが僕を蝕む
死にたいなどとは
もう決して思わない
けれども少し
休ませて欲しい
深く深く
眠りにつこう
一年間ほど眠りたいな
無理なんだけどさ
朝起きたら記憶が無くて
綺麗な自分になってて欲しい
あくまでも願望
叶う筈もない
疲れた僕が行き着くのは
現実と思い込みの境
戻ってくるのはいつなのだろう
朝まで眠ろう
綺麗な自分になるくらい
記憶が無くなるくらい
深い眠りにつこう
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僕が辛い時はいつも
君たちが支えてくれる
急によろけてしまっても
背中を支えてくれている
君たちが居るから
僕がここに居る
君たちのお陰で
命を考えた
君たちがいつも支えてくれるから
僕は立っていられる
今もまた
少しくじけそうだけど
すぐ立ち直るから
僕を支えて下さい
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僕は君たちと
未来について語る
いつ死ぬのか分からない
そんな世界なのに
夢を持ち
希望を抱く
病気だから
残り時間が少ない
そんなの関係無い
普通に生きていたって
死は突然訪れるのだから
僕は命を終えるまでに
何人の人と出会い
その命に触れ
学ぶ事が出来るのだろう
未来は何も分からない
出会う人々も
命も
残り時間さえも
だからこそ
精一杯生きよう
この命終えるまで
悔いの無いように
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僕は何もしてあげられませんでした
ただただ
自己満な台詞を押し付け
貴方を縛っただけ
なのに なぜ
貴方は僕に感謝を?
もう伝わらない
このやりきれない想い
貴方に届かない
僕の愚痴
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初めて届いた
手書きの言葉
それに綴られた気持ちが
僕に伝わる
貴方を喪いたくなかった
一緒に祭りに言って
かき氷を食べる予定
大人になったら
朝まで呑み明かす予定
もう全て
叶わない予定
貴方が既に受け入れていた
自分の死
恐くないハズなんてない
僕が我が儘を言うから
強がっていただけだよね
最初で最後の
貴方からの手紙
その文字だけで全て
僕に伝わったよ
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熱烈な宗教家
そんな貴方が教わったのは
人道や命の重みじゃなかったのかい?
宗教の教えは
道を選ぶ一つのヒント
全ての答えではない
君だって言ってたよね…
そんな君が言ったのは
「大人になる前に
死んで行った奴は
人間のゴミだよ」
本当にそれが
君の答えなのかい?
本当に命を
ゴミ扱いする人間になってしまったのかい?
君の歩む道は
全て宗教に敷かれたレールなのかい?
君の心は
それで満足?