詩人:奏 | [投票][得票][編集] |
貴女が生きていたこと
それは紛れも無い事実
メールフォルダに残る
貴女の居た証拠
貴女が生きた面影
あんなにも悩んで
あんなにも苦しんで
あんなにも泣いて
そして、笑った
貴女が居た記憶
機械じゃ無い僕の記憶に
貴女の居た証拠は無く
時間の経過で薄れていく
貴女が生きた面影
これは悲しみなのか
これは憤りなのか
これは寂しさなのか
矛盾する心に
ぽっかりと空いた空間
貴女に声が届くなら
貴女に触れられるなら
貴女が笑ってくれるなら
この気持ちは無かった
最大のありがとうと
最大のごめんなさい
ただそれだけで
貴女は笑ってくれるよね
「悩みすぎ」って
言ってくれるよね
届かない声なら
届かない手なら
届かない笑顔なら
最初から無ければ良かった
矛盾した心に
僕は今日も泣くんだ