言葉がぽろぽろと手の中からこぼれてかき集めてもまたどこかにぽろぽろと落ちていく大切な言葉も聞きたくなかった罵りもいっぱいになって溢れて知らないうちに道端に落としていて誰にも伝わらない言葉が悲しくなって溢れる前に何よりも嬉しかった言葉が記憶からぽろぽろとこぼれてしまう前にこうして形をあげて大事に閉まっておくそれが今の僕の詩
[前頁] [奏の部屋] [次頁]