詩人:ナナエ | [投票][得票][編集] |
誰もが耳をふさぎたくなるような
重くて深い
「消えちゃいたい」という一言を
思いっきり大きな声で
しっかりと前を見据えて
これから向かう道のりの
後ろではなく前に向けて
未来が見えそうなほど
澄んだ空に向かって叫んでも
それはネガティブ発言に
なりますか
こんなのただの屁理屈だけど
過去を想い
今を許せず
未来に絶望を抱くなら
消えたい死にたいもうだめだ
後ろを向いて言わないで
前を向いて声の限り叫ぶんだ
後ろに叫んでしまったら
言葉は時間の流れに逆らえず
結局流れて逆戻り
私を後ろから追い続けるだろう
前に叫んでしまったら
言葉は時間の流れにどんどん流れて
決してさかのぼる事もなく
永遠に私の前を流れ続けるだろう
この世の全てに平等に時間が流れるなら
追われるより追ってる方が
心もからだも軽いはずだから
追われると諦められないけど
追ってると前の人がゴールしてしまえば
諦めざるを得ないのだから
そう
提案します