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長月の部屋


[6] 潮騒
詩人:長月 [投票][編集]

巻貝に耳をあてれば

血脈が言う


  疾く疾く疾く


水平線を見上げれば

月が手招きする


  サァサァサァ


重ねても 重ねても

切り取られていく 砂の城

少年の日に 建てた

私の砦


  ──いいえ、まだ、私は逝かれません。

2008/02/23 (Sat)

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