詩人:蝶の舌 | [投票][編集] |
「霧で前が見えない」と
嘆く必要はないんだよ
白霧のベールには
思い通りの絵を描こう
自分の選んだ未来を
生きてゆけるという
幸せの証
そしてまた、雨が降る
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眠れ眠れ
母の手で
眠れ眠れ
母の胸に
眠れ眠れ
生まれ出でた時から
眠れ眠れ
魂は揺れ続ける
眠れ眠れ
君がそれを求める時は
眠れ眠れ
休息を必要としている
眠れ眠れ
揺り篭に揺られて
眠れ眠れ
見る白い夢の空は
眠れ眠れ
きっと綺麗だ
眠れ眠れ
君のこころのように
眠れ眠れ
揺られながら
眠れ眠れ
奥深い場所まで
眠れ眠れ
手を伸ばすように
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きみへの想いを
溢れさせ
愛を表現し続けた
好きという
気持ちが強すぎて
きみが苦しんでいることに
気付かずにいた
いつしか守りたいきみを
この手の強さが
つぶしてしまった
どうしてうまくいかないのだろう
どうか
きみがうつらないよう
ぼくのこの目を
つぶしてください
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現実逃避みたいな
二人の恋は
繋いだ手の柔かさも
同じなことが
うれしくて
ただ、苦しくて
君が好きだと
思い知らされる
人目が多い場所でも
ここには
私たちを知る人はいない
長い髪を、手で梳いて
君も、私の髪に触れ
彼女にキスを
彼女がキスを
思い返すことで
私たちの恋は
永遠に少女のままで
閉じ込められる
夢想の扉が開いたら
想いが旅して
また、恋をする
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ぜんまいを
回すのは君だったり
自分だったりするんだ
稀に誤作動で動いたり
曲がったり転んだりする
でもたまには
真っ直ぐに進めることもある
ぎこちないけどね
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いつかこの魔法は
消えてしまうのかな
消えるのは悲しいから
最初から要らないよ
溶けない魔法に
かかってたいよ
術中を楽しむ余裕なんて
君に出会えなければ
知ることも
なかったんだ
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別にクール気取って
生きてる訳じゃないさ
うまく表現できないだけ
泣いたり揺れたり
笑ったりする君は
僕の感情の代弁者
斜に構えている訳じゃない
器用に表せないだけさ
異常な君の熱が
僕の回路を繋いだんだ
欝陶しいくらいに
僕に好きだと言ってくれ
欝陶しいくらいで
ちょうどいいから