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風の部屋


[7] 憂鬱は冷蔵庫に
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遣りきれない憂鬱
抱えて


部屋の片隅に
蹲っている時だって


きみの微かな
すすり泣きが
聞こえたら


ぼくのどこかに
スイッチが入る


もっと泣いていいよ


泣いた後は
体が凍えるから


そうならないよう
ぼくは必死で
呪文を探すんだ


遣りきれない憂鬱は
邪魔だから
床に放り投げたら


きみの為に
右往左往している
うちに


いつの間にか
蹴り飛ばして


冷蔵庫の隙間に
転がっていった


憂鬱は冷蔵庫に
任せて


きみのことはぼくに
任せて




2007/11/26 (Mon)

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