詩人:Feeling | [投票][編集] |
ぎらつく太陽の下。
走ったきらめく思い出…
知らない土地へ続くレール。
その上を走る電車に揺られ、辿り着いた先は広大な湖。
生き生きとした子供になって、水を掻いた。
日も暮れるとバカな会話で盛り上がった。
波と風の静かな湖辺で。
『夏と言えば海。』
簡単な言葉を思い付く。
それを理由に『無限』に会いに行った。
人々の笑い声、話し声でざわめくビーチ。
その中で『僕ら』だけの空間を作り、人を観察した。
夕暮れには、沈みゆく夕日に寂しさを語った。
水平線の見える場所。
風を切り、チャリンコ飛ばしてった川。
自然の中で水と戯れ、肌を焼き、格別な空気の味わいを楽しんだ、無邪気な子供の姿。
忘れてはならない風景。都会には色付けない風景。
…記憶のアルバムに貼りつけた思い出の中の声や場所は、『永遠の夏』として心にしがみついた。
肌寒い秋風に吹かれて消えた、決して二度とは来ない一夏の思い出。
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