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健吾の部屋


[23] 〜記憶〜
詩人:健吾 [投票][編集]

目の前で蠢く
赤と黒の肉
生暖かい

それが


と解るのは


牙を手に持っているから

薄くて
朱くて
光っている牙

だから多分

だろう


腕に絡みついた鎖は
理性とはならず

血を求め

見境無く

振り下ろされる


人の造った枠の中に収まらない

ヒトのカタチをした者達が

今夜も宴を

2005/12/13 (Tue)

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